引越し前日、当日では作業に集中します
単身 引越し前日、当日は、旧住所と新住所でやることを記載しましたのでそれに沿って作業を進めていってください。
大切なのは、旧住所の現状復帰調査の確認と新住所でのガス開栓の立会いくらいです。
引越し作業のほとんどは引越し業者に任せればよいと思いますので、あとは自分のすることだけに集中して作業を進めていくようになります。
引越し当日は、チェックシートで段取りを確認した後、なるべく早めに睡眠をとることにしましょう。
新居に着いたあとの整理も夜までかかりますので、少しでも身体を休めておくことが大切です。
[単身 引越し前日、当日]
『旧住所』
□ 大家さん、近所への挨拶
□ ガス使用停止の立会いガス料金の精算
□ 電気ブレーカーを落とし電気料金の清算
□ 最後の忘れ物チェック
□ 貴重品をバックに保管
□ 鍵の返却
□ 部屋の「現状復帰義務」調査
(搬出と同時に管理会社の立会い調査が一般的)
□ ご近所へのごあいさつ
□ 水道料金のご精算
□ 清掃と戸締り
『新住所』
□ 搬入された荷物の確認
□ 大家さんに挨拶
□ 近所への挨拶
□ 電気使用開始
□ ガス使用開始
(入居当日に立会い開栓ができればお風呂、ガスがすぐに使える)
□ 水道使用開始
□ 電話使用開始
大家さん、近所への挨拶
旧住所では、できたら大家さんに感謝の挨拶をしておきましょう。
何事もそうですが、「飛ぶ鳥後を濁さず」という気持ちを持っていれば、新居での新しい生活もうまくいくのではないでしょうか。
ガス使用停止の立会い
旧住所での使用停止、新住所での開栓は立会いが必要です。
電気ブレーカーを落とす
旧住所では電気ブレーカーを落とします。
また新居ではブレーカーを上げるのですが、慣れていないのでちょっと怖いかもしれません。
最後の忘れ物チェック
最後に忘れ物チェックをする意味から、すべてをもう一度チェックしておきましょう。
貴重品をバックに保管
引越し途中の貴重品の扱いは自分自身で行いましょう。
バックを決めておいて、通帳、印鑑、契約書などの大事な物をひとまとめておくと作業がはかどります。
鍵の返却
大家さんに鍵の返却するときに注意することは、最初にもらった鍵を返却します。
紛失などで新しく作りなおしてものは含めません。
鍵の提出ができなければ別途紛失料金を請求されます。
部屋の「現状復帰義務」調査
引越し当日、荷物搬出完了したら、「現状復帰義務」調査があります。
最近は大家さんがチェックするというより、管理会社の調査員がチェックにきますので時間をロスしないようにうまく計画合しましょう。
この調査は入居時に書いた傷や劣化の具合をチェックして、傷があれば現状復帰のための金額を保証金から引かれます。
現状復帰といいましても、普通に生活するうえでの劣化などは請求の範囲となりませんが「どこまでが請求され」、「どこまでが請求されないか」をしっかりと理解しておかないとトラブルのもととなります。
参考となりますように、現状復帰で「請求されないもの」と、「請求されるもの」をまとめてみました。
請求されないもの
・通常生活での常識的な汚れ。
・通常生活での窓、障子などの磨耗。
・小さな傷。
・別途エアコンを取り付けた跡。
請求されるもの
・壁紙の破れ、壁の凹み、傷。
・家具などによる床の凹み。
・タバコによる壁紙の変色。
・ペットなどによる部屋の傷。
・水周り、特に台所化粧板の剥がれ。
・キーなどの紛失。
壁に時計や額縁などを取り付けてできた穴のに関しては小さな穴でしたら大丈夫ですが、大きな穴を開けた場合は現状復帰として請求される場合があるようです。
管理人シバの場合でしたが、「台所化粧板の剥がれ」を指摘されました。
通常に使っていて、しかも前居住者と自分を合わせての経年変化であるのに、なぜ修理代金のすべてを払わなければならないのかにどうしても納得がいきませんでした。
管理に詳しい知り合いの不動産屋に聞きましたら、このような事例も含めてその場で納得できないことを主張をしないと、後になってからお金が戻ってくることはないそうです。
某建材メーカーにも確認してみたところ、「湿気の多い場所にある台所化粧パネルの耐用年数は10年くらい」が一般的だそうです。
新築入居でない場合は、入居するときに「現状復帰」のことも考えておくことをお勧めします。
まとめですが、新居に入居するときは忙しくても、部屋のキズ、経年変化のこと、なども細かくチェックしてメモに残しておくことが大事です。
必要であれば、写真も残しておきましょう。