訪問見積もりの契約書の確認する
訪問見積もりをしてもらうと、見積もり書や契約書などの書類を渡されます。
こういった書類は必ず内容を確認しておきましょう。
書類と言いますと、引越し作業で忙しい時には、とても面倒と思ってしまう方が多いと思いますが、契約書などの書類を確認する作業はとても大切です。
なぜならば、契約書に書かれたことに関しては、後でどんなにおかしいと思っても、それを変更することができないからです。
管理人シバも同じような経験をしたことが何度もあります。
その時はただ面倒くさいとしか感じなかったのですが、後になって、契約書を読んでその内容に驚きました。
つまり、悪徳業者だったわけですが、最初っから契約書をよく確認しないことを見越して、自分たちが有利になる条件を付けくわえていたのでした。
その結果、引越し費用が安くなるどころか、逆に高い引越し費用になりました。
確かに、このような経験はあとあと勉強にもなるのですが、無理してお金を損してまで必要もない体験はすることはありません。
そのために、普段から引越しばかりではなく、すべての契約書にしっかりと目を通して、書いてある内容を理解する習慣をつけるようにしましょう。
ここでは引越し業者との契約書に関してだけでが、この後、新しい賃貸物件を契約するときにも契約書が待っています。
早速ですが、確認しておきたい項目は、トラックの大きさ・台数、作業員の人数、資材や保険の有無、引越し日程などです。
一人暮らしの場合は荷物が多くなければ、1トン〜2トントラック1台で充分です。
見積もり書に記載されているトラックの大きさや台数が、大きすぎたりしないかの内容が適切なのを確認しましょう。
トラックが大きくなれば料金も上がりますし、自分の引越しの荷物の量を再確認する作業が必要です。
同様に作業員の数も適切かを見ておきましょう。
一人暮らしならば1〜2人で充分ですし、それ以上の人数が書いてあれば少なくしてもらいましょう。
ここで注意してもらいたいのは、作業員を1名のみにしてしまうと、大きな荷物を運ぶときに自分も手伝う必要あることになるからです。
引越し作業では2名の組み合わせが一番効率が良いからです。
また、引越し資材は荷物を詰めるためのダンボールや、家具を運ぶ際のクッション毛布なども確認していきます。
なぜならば、引越し業者によってですがダンボールは有料のところがあるからです。
段ボールは無料と思っている人が多いと思いますが、段ボールといえどそれなりにお金がかかっているわけです。
それを、段ボール無料を売り言葉にして、お客を勧誘する材料にしている場合もあるからです。
ですから、段ボールが無料でなくても、けして悪い引越し業者とは言えません。
このような内容では勧誘をしていない、逆に格安の引越し業者もあるからです。
このような場合は、段ボール料金も聞いておきましょう。
無料段ボールと言っていても、いくつでも無料というわけではありませんので、いくつまで無料になるのかを確認しておくことも大切です。
ある引越し業者では、このような追加段ボールに対しては、以前引越しをして残った段ボールを取り置きしておき、希望する方に追加中古段ボールにかぎり無料提供をする引越し業者もありました。
また、段ボールを使い終わったときの対応を確認しておくことも、忘れないで行ってください。
何かあった時の保険に関しても確認をしておきましょう。
運搬中の家具の破損、建物への傷がついた場合の保証などです。
万が一、保険が無ければ、そのようなトラブルに関しては、
すべて個人支払いになります。
家具の破損、建物の傷は、大小引越し業者、ベテランの作業員であっても全くないとは言いきれません。
他にも、契約書の一番下部分に小さい字で書いてある、注意事項まで目を通すことが大切です。
悪い引越し業者は、契約書の一番下の目が届かない部分に、大切な事項を持ってくることがあるからです。