引越しのキャンセル料|いつから発生?損しない解約方法

【引越しのキャンセル料】いつから発生?元店長が教える"損しない"解約方法と注意点

引越しのキャンセル料|いつから発生?損しない解約方法

引越しのキャンセル連絡



男性のイラスト


あなた:
シバさん、大変です!急な事情で、決まっていた引越しをキャンセルしないといけなくなりました…。キャンセル料って、ものすごく高いんですよね?


元店長シバ:
こんにちは!それは大変ですね…。ご心配お察しします。でも、ご安心ください!「引越しのキャンセル料」については、実は国が定めた明確なルールがあるんです。


あなた:
え、そうなんですか!?業者の言い値で決まるわけじゃないんですね?


元店長シバ:
その通りです!この記事では、私、元店長シバと相棒のAIが、キャンセル料の基本ルールから、手数料を払わずに済む可能性のある裏ワザ、そして正しい手続きの方法まで、徹底的に解説します!この知識があれば、もうキャンセルを恐れる必要はありません。



私のイラスト AIさん


【AI分析】これが法律!「標準引越運送約款」のキャンセル料規定


AIさん解説:
はい、シバさん。引越し業界には、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」という、いわば公式ルールブックが存在します。


ほとんどの優良な引越し業者は、この約款に基づいて運営されており、キャンセル料についても、以下のように明確に定められています。


キャンセルのタイミング 発生するキャンセル料の上限
引越し日の2日前まで 無料
引越し日の前日 見積書に記載された運賃の10%以内
引越し日の当日 見積書に記載された運賃の20%以内
(標準引越運送約款 第十九条に基づく)


元店長シバ:
AIさん、ありがとう!そうなんです。つまり、引越しの3日前までに連絡すれば、キャンセル料は原則として発生しないんです!これを覚えておくだけでも、全然違いますよね。



【元店長シバの深掘り@】引越しキャンセルの正しい手順と伝え方


あなた:
ルールは分かりました!では、実際にキャンセルする場合、どうすればいいですか?


元店長シバ:
慌てず、以下の手順で進めましょう。


  1. 手順@:一刻も早く「電話」で連絡する
    キャンセルを決めたら、すぐに業者に電話で連絡しましょう。メールだと、相手が確認するまでに時間がかかり、「前日」が「当日」扱いになってしまう危険性があります。まずは電話で第一報を入れ、担当者名と連絡した日時をメモしておきましょう。

  2. 手順A:キャンセルの理由を正直に、丁寧に伝える
    「急な転勤がなくなった」「家庭の事情で…」など、理由は正直に伝えましょう。誠意ある対応をすることで、業者側も親身に相談に乗ってくれる可能性があります。

  3. 手順B:キャンセル料の有無と金額を必ず確認する
    上記の約款に基づき、キャンセル料が発生するのか、発生する場合はいくらなのかを明確に確認します。

    もし、法外な金額を請求された場合は、ご自身の状況に合わせて、以下のフレーズを使い、冷静に指摘しましょう。

    ケースA:引越し「前日」にキャンセルする場合

    この場合、法律で定められたキャンセル料の上限は「見積書に記載された運賃の10%以内」です。

    もし、それ以上の金額を請求された場合は、こう伝えてください。


    「キャンセルのご連絡となります。つきましては、標準引越運送約款に基づき、キャンセル料は運賃の10%と認識しておりますが、お間違いないでしょうか?」


    ケースB:引越し「当日」にキャンセルする場合

    この場合、法律で定められたキャンセル料の上限は「見積書に記載された運賃の20%以内」です。

    もし、それ以上の金額を請求された場合は、こう伝えてください。


    「大変申し訳ありません、本日の引越しをキャンセルさせてください。つきましては、標準引越運送約款に基づき、キャンセル料は運賃の20%と認識しておりますが、お間違いないでしょうか?」


    元店長シバのワンポイント:
    ここで言う「運賃」とは、見積もり総額のことではなく、トラックのチャーター代や人件費といった、基本的な料金部分を指します。

    オプション料金(エアコン工事費など)は、通常、キャンセル料の計算には含まれません。もし、見積もり総額の10%などを請求された場合は、その点も確認しましょう。

  4. 手順C:ダンボールなどの資材を返却する
    既にダンボールなどを受け取っている場合は、その返却方法(業者が引き取りに来るのか、自分で返送するのか)と、もし使用済みであればその分の費用についても確認しましょう。



【元店長シバの深掘りA】「引越し侍」を使った後のキャンセル方法


あなた:
「引越し侍」で見積もりをした後なんですが、キャンセルはどうすればいいですか?


元店長シバ:
良い質問ですね!それは、「業者と契約する前か、後か」で、やることが全く違います。



ケースA:まだ、どの業者とも契約していない場合


元店長シバ:
この場合は、非常に簡単です。引越し侍のサイト上にあるマイページ(または、送られてきたメールに記載のURL)から、「見積もり依頼のキャンセル」手続きを行うだけです。これで、業者からの連絡は止まります。



ケースB:特定の引越し業者と、既に契約してしまった場合


元店長シバ:
この場合は、あなたの契約相手は、もはや引越し侍ではなく、その引越し業者です。したがって、引越し侍のサイトでキャンセル手続きをしても意味がありません。


前のセクションで解説した「正しい手順」に従って、契約した引越し業者へ、直接、電話でキャンセルの連絡を入れてください。



【元店長シバのQ&A】こんな時どうする?キャンセルに関する疑問



Q1. 「キャンセル」ではなく「延期」なら、料金はかからない?


A1. はい、その可能性は非常に高いです!


もし、引越し自体がなくなったのではなく、「日程が変わっただけ」なのであれば、業者に「キャンセル」ではなく「日程変更(延期)」で相談してみてください。同じ業者で再契約することを条件に、キャンセル料を免除してくれるケースがほとんどです。



Q2. 3日以上前なのに「ダンボール代」を請求された!これは払うべき?


A2. はい、それは支払う必要があります。


キャンセル料は無料でも、既に受け取ってしまったダンボールや、使用した梱包資材の代金は実費として請求されます。これは正当な請求ですので、お支払いください。



Q3. 業者側の都合でキャンセルされた!何か請求できる?


A3. はい、できます。


トラックの故障や急な人手不足など、業者側の都合でキャンセルされた場合、あなたはそれによって生じた損害(例えば、仮住まいのホテル代など)を業者に請求することができます。これも、標準引越運送約款で定められた、消費者の正当な権利です。



まとめ:正しい知識で、万が一の時も慌てない!


元店長シバ:
引越しのキャンセルは、誰にでも起こりうることです。大切なのは、パニックにならず、正しい知識を持って、冷静に対処することです。


引越しで起こりうる、その他のトラブルについても知っておきたい方は、こちらのまとめ記事で確認してくださいね!

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この記事を「お守り」として、安心して引越し準備を進めてください!